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のんびり空間

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下弦の月~ラストクォ―タ―

19年の月の周期が織りなす悲しい恋
ずっとそばにいるって約束したのにごめんね・・・



映画は美月の大きな瞳から吸い込まれるようにスタートする・・・。

女子大生の美月は、恋人の知己と19歳の誕生日に別れた。

傷心の帰り道、美月は聞き覚えのあるギターのメロディーに誘われて、古い洋館へと導かれるように歩いていく・・・。

そこには、静かにギターを弾くアダムがいた。

そこで、美月とアダムは出会う。アダムは1週間だけここを借りて住んでるという。

美月はアダムの弾くメロディーについて問う。

「君のために作った曲だ・・・」アダムは答えた。

美月は不思議なひとときを送る。洋館も不思議と見覚えがあるように感じていた。

美月の家は父親が再婚し、義母とその連れ子の4人で暮らしていたが、そこには美月の居場所はない。そう感じていた。

そんな事情に恋人の裏切りも重なって、美月は家を飛び出したのだった・・・。

美月が向かったのは、アダムと出会った洋館だった。

そこで、美月はアダムと一緒に過ごすようになる。

アダムの奏でるメロディーをピアノで練習する美月。

だんだんと美月はアダムの存在から離れられなくなっていく・・・。

一方、美月が居なくなったことで、知己は必死に美月を捜す。

1週間。アダムは美月の前から姿を消そうとしていた。

アダムからの電話に美月は「置いていかないで!!私も連れてって!!」と必死にアダムに言う。

"今度の月が消える前に会えたら、一緒に行こう・・・"

アダムとの待ち合わせに向かう美月。

アダムを目前にして美月はトラックのはねられてしまう。

背後では知己が美月を見つけ、呼び止めようとした時だった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

古い洋館の前で美月は蛍という少女と出会う。

蛍は飼い猫、シベールを探していた。2人は会話を交わし、蛍はシベールを追いかけて洋館を去った。美月は洋館の柵の向こうにアダムを見つけた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

蛍が目を覚ますと、病院だった。蛍は、シベールを追いかけて事故にあっていた。

蛍は病院から退院すると、またシベールを探していた。

シベールに似た猫を見つけて、追いかけた。猫は古い廃墟のような洋館へと入っていく・・・。



蛍も洋館の中へ・・・。(蛍が洋館に入っていくのを同級生の正輝が見ていた。後ろから追いかける。)

すると部屋からピアノのメロディーが流れていた。

部屋に入ると、そこには以前あった美月の姿があった。

美月は蛍に気づくと驚いた。以前会った少女だったから・・・。

美月はアダムと過ごした1週間の記憶以外、すべて失っていた。自分の名前すら覚えていない。

何故か、洋館から外に出られないというのだった・・・。

蛍は、アダムという恋人がいたことを聞き、「イブ」と名付けた。

ドアの隙間から2人の会話を覗く正輝。

正輝にはイブの姿は見えない。どうやら、イブが見えるのは蛍だけのようだ。

最初は疑った正輝だったが、イブの存在がわかると蛍と一緒に謎の解明を手伝うようになる。

蛍と正輝は、その洋館に住んでいた住人を捜すことから始める。

調べると、その洋館には上条一家が住んでいた。

上条夫妻に双子の兄、妹。しかし、そこには悲しい悲劇があった。

双子の兄が他界。気を落とした夫妻を残された妹のさやかが明るく努め、立ち直らせようとしていた。

しかし、さやかが19歳の時、体を壊して他界。ピアニストを目指し、ロンドンへ留学していた時だった。

悲しい思い出の詰まった洋館を、上条夫妻は出ることにする・・・。

そして、イブがつけていたネックレスには、"S.K"のイニシャルが入っていた。

イブが上条さやか????

しかし、上条さやかとは顔が違う。さやかの記憶を持つイブ・・・。

正輝は、蛍とイブの関連を調べる。蛍が事故にあった日、偶然にも事故にあってる人がいたことを新聞で調べる。

それは、望月美月だった。

美月の入院している病院へ向かう2人。眠り続ける美月の顔を見て蛍はイブだと確信した。

上条さやかとイブと美月・・・。いったいどういう関係なのか?!

病院を後にした2人は洋館へ向かう。その2人のあとを知己がつけていた。

姿の見えないイブと会話をする2人を見た知己は激怒する。

必死に説明をしようとする2人。ふと紙とペンが浮上して文字が書かれた。

「美月の字だ・・・」混乱する知己。

そして、知己も2人に協力をするようになる。

アダムとは一体誰なのか???

アダムが作ってくれた曲・・・。イブのピアノのメロディーを聞いた蛍が思い出す。

退院の日。テレビで流れていた音楽。

アダムはプロのミュージシャンなのか?!

専門店へ聞き込みをする蛍と正輝。蛍が音楽を口ずさむと思い出したかのように店員が口を開く。

「たしか、イーグルアイというバンドの復刻版が出るはず・・・。」

アダムはイーグルアイというロンドンのバンドのボーカルだった。

しかし・・・。

アダムは既に亡くなっていた。

恋人の死後、後を追うように自ら命を絶ったという・・・。

知己らは、ビデオを探して正輝の家で見ることに・・・。

ビデオには、アダムと親しそうに寄り添う一人の女性が映っていた。

アダムとさやかは恋人だった。

アダムは、さやかの死後、彼女を追うように自殺。

ちょうど19年前の悲しい恋。

美月はさやかの生まれ変わりだった。

アダムはずっとさやかを探し続けていたのかもしれない。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

アダムに会うことだけを望み、アダムを捜すイブ。

蛍はイブに事実を伝える。

"アダムは死んだ・・・。"

イブの中で、壊れていく記憶・・・。

だんだんとさやかの記憶と美月の記憶が蘇る・・・。

蛍達は必死に美月を呼び戻そうとした・・・。

しかし、アダムを一人に出来ないと、美月はアダムを探しに行くと言う。

全てがつながった時、イブはその場から消えてしまった。

病院では、美月の呼吸が乱れ、危険な状態になっていた。

イブを捜す蛍達・・・。イブはどこにいったのか・・・???

美月が事故にあった場所・・・・。アダムと会うために約束した場所に向かった。

そこに、イブはいた。アダムを捜し、うずくまっていた。

知己は見えない美月に声をかける。

「戻ってこい!!美月!!」

それでも、アダムを捜す。またイブは消えてしまった・・・。

病院の美月の呼吸が止まる・・・。

"あいつはきっと、戻ってくるはずだ!!"

そう信じる知己・・・。

洋館の前。柵には板が張り付けられ、中に入れない。

イブは柵の中に立つ、アダムを見つけた・・・。

「もう一度、美月として生きてみたい・・・。」

そっとうなずくアダム。

「そばにいるって約束したのにごめんね・・・。」

美月は生き返った。

アダム、さやかのことを胸に、もう一度知己と共に歩き出す・・・。

"どうか、あの人を天国の一番安らかな場所で眠らせてあげてください。

さみしくないように・・・"


広い湖に浮かぶボート・・・。

アダムとさやかが楽しそうに乗っている・・・。

そして、さやかが消え、アダムがひとり・・・。

さみしそうに浮かぶボート・・・。アダムの歌声が響く・・・。

END

なんだか、あらすじをひととおり打ち込んでしまいました(^^;
内容がわからなかったら、ごめんなさいっ!!
HYDEはあまり台詞はなかったです。
でも、その方がイメージに溶け込んで良かったかも・・・。
音楽も映画によく合ってて、すごくせつない気持ちになりました!
アダムが弾くギターバーションと美月が弾くビアノバージョン。
どっちもすごく良かった~っ!!
HYDEが美月役の千明ちゃんとさやか役の歩ちゃんと抱き合うシーンがあったんだけど、
羨ましかったな・・・。
HYDEの歌声が胸にすごく響いて、余韻に浸りまくった私でありました!
HYDEのアップも見れたし、ますます好きになったな・・・(〃▽〃)ぽっ

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